2019.9.28
令和元年9月28日より「第74回国民体育大会(いきいき茨城ゆめ国体2019)」が開催されます。
既に9月上旬より始まっている会期前競技に続き、陸上競技をはじめとする37競技に倉敷市関係選手団145名が戦いに挑みます。
その中でも今回は、「ウエイトリフティング競技 少年男子96kg級」に競技歴3年目にして、見事出場を決めた水島工業高等学校3年生の西﨑 翔 選手をご紹介します。
(国体出場までの道のりを教えてください)
高校入学と同時にウエイトリフティング競技を始めました。それまで、小学生の時はソフトボール、中学生ではソフトテニスもしていましたが、新しい環境で、別の新たなことに挑戦したかったのと、自分の体の大きさが競技に適しているのではないかと思い始めました。体重も初めは70kg台でしたが、順調に増量させることができました。
それに加えて、学校では練習環境も整っていて、日々真剣に練習に取り組むことができ、その結果、国体出場の切符を今年のインターハイ入賞で勝ち取ることができました。
(競技の魅力を教えてください)
普段はテスト期間中も関係なく、週6日2時間半の練習をこなしています。テスト期間中はさすがに精神的にも、きつく感じますが、それでも地道な練習を続けるのは、頑張れば頑張っただけ自分の成長がはっきりと目に見えてわかる(記録に現れる)からです。特に、それまでの自分の記録を更新した瞬間は最高に嬉しいです。
また、競技中は他の選手の動向を見ながら、いかに相手の重量を上回るかの静かな駆け引きがあるところも、この競技の面白さだと思います。
(大会への意気込みを教えてください)
自分の良いところ悪いところをよく理解してくれ、楽しく、そして時に厳しく指導してくださる顧問の先生や、いつも真剣に練習に取り組んでいるチームメイトや後輩達の気持ちを背負い、入賞できるようがんばります。
(取材後記)
ウエイトリフティング競技は腕力勝負の豪快なスポーツに思われがちですが、力だけでなく柔軟性と瞬発力、精神面がはっきりと結果に現れる競技のため、自分の限界を超える瞬間の高揚感と達成感がとてもわかりやすく感じられる点に魅了されるのですね。
西﨑選手の競技歴3年目という点には驚きますが、自分の可能性を上手く見極め、その決めた道を信じ真剣に取り組んできたことが結果に結びついたと言えるでしょう。西﨑選手は一見、とても控えめな印象ですが、彼の中にはしっかりとした意志の強さと、どんな状況にも動じない自信が感じられました。
この大舞台で自分の可能性をさらに超えられるよう力を出し尽くしてください!西﨑選手のご活躍を楽しみにしています!!
また、この度はお忙しいなか、取材にご協力いただきました西﨑選手及び関係者の方に大変感謝いたします。誠にありがとうございました。