2019.9.3
令和元年9月28日より「第74回国民体育大会(いきいき茨城ゆめ国体2019)」が開催されます。
この本大会に先立ち、9/7~16までの会期前競技では倉敷市関係選手団26名が先陣を切って戦いに臨みます。
今回は、会期前競技で実施される「体操競技」の岡山県代表として、2016年から4期連続で出場を果たした、就実高等学校3年生の河原 早紀 選手をご紹介します。
(体操競技を始めたきっかけは?)
体操競技は3歳から始めました。父がテニスをしていたので、一緒に練習をしたこともありますが、小さい頃からボールで遊ぶより、ジャングルジムに登ったり、塀の上を歩いたりすることが好きでした。そんな様子を見た両親が体操競技に向いているのではと思い、また、すでに姉が体操競技を始めていたこともあり、その後を追って始めました。
(競技の魅力やプレッシャーの乗り越え方は?)
体操競技は芸術スポーツであり、簡単にできるようになるものではありません。
毎日の練習を欠かさず、学校のある日は4時間半、週末は7時間半の練習をしています。練習時間の確保のため、学校では休み時間の間に、勉強や宿題をするなどの工夫をしています。
競技中にプレッシャーを感じた時は、演技の初めで手をあげる前に天井を見て深呼吸をし、余計な気持ちを取り払います。初めて挑戦するときは、恐怖心でいっぱいだけれど、できたときの感動と喜びがとても大きいことが、体操競技の魅力だと思います。
(出場に向けての意気込みを教えてください)
国体県予選では、Dスコア(演技の難しさや構成内容の評価)が確実に得点に結びついたこと、また、最後の0.1点まで大切に演技をしたことが結果に現れました。
普段から、監督は私の悪いところ・良いところ両方をよく理解してくださっていて、良い部分は特に褒めてくれます。また、チームの仲間も私が応援してほしいポイントをよくわかってくれています。監督からの指導とチームメイトからの応援を、良いイメージ(モチベーション)に変え、自信を持って最後まで笑顔でやりきり、悔いの残らない演技をしたいです。また、過去の出場では、自分の納得のいく成果を残せていないので、目標点を取り、ミスのない演技で決勝に進みたいです。
〈取材後記〉
国体4期連続出場という成果は、両親が早紀さんの得意を見つけて応援してくれたことから始まりました。その後は、早紀さんをよく理解してくれる指導者の存在、気心の知れたチームメイトからの応援によって、自分の中の恐怖心に打ち勝とうと挑戦する「強い心と自信」が育まれたのでしょう。
高校生としては最後の出場となる、国民体育大会。これまでの成長を美しく、雄大な演技で締めくくってください!!
また、この度はお忙しいなか、ご協力をいただきましたことに大変感謝いたします。ありがとうございました。